M様邸古民家工事 煤(すす)払い

こんばんは(^^)建築工房やまだや 山田好美です。

先日M様邸古民家工事ではすす払いを行いました(^-^)

昔は、家の中で、米を炊いたり、囲炉裏(いろり)で火を起こして生活していた為その煙が、屋根や梁、柱に染みついて黒くなっているのです。
昔の日本家屋には、その煙が必要でした。煙を家じゅうに充満させることで、殺虫の意味合いもあるのです。昔の家は、すべてが桧や栗などの殺虫効果のある木材で建てられていたわけではありません。そういった木材は高価で、お寺や神社、お城などにしか使われませんでした。
昔の家屋でよく使われていたのは松だといわれています。松は意外と手に入りやすい木材であったそうです。松は、虫が寄り付きやすいため、煙で家の中を燻(いぶ)っていないとすぐに傷んでしまいます。そういった意味で、古民家と言われるものは、たいてい黒くなっています。
ではでは現場写真を。。まずは施工前です(^-^)
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煤で真っ黒ですね。
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電動工具を使い煤を落としていきます。
作業をしているのは………..そう!私、、山田好美です(´-ω-`)
赤池大工さんだけに汚れる仕事はさせられません(;^ω^)
カッパを着て。
マスクを付け。
タオルを巻いて。
完全防備すぎて汗でびしょびしょになりました(^_^;)
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煤を落とした後の桁(構造材)の写真です。
斜めにある凹凸は模様ではありません。これは手斧(チョンナ)で削った痕です。
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上記がチョンナです。
昔の職人さんは丸太をこの道具で木の皮をはぎ柱や桁に使える様に形を整えたのです。
赤池大工さんが構造材にあるチョンナの後を見てしきりに感動していました(^^)
赤池大工さんも今の大工さんではなかなか使いこなせないチョンナを使う仕事を今まで手掛けてきたのですが、
ここまで綺麗にするのは大変難しいそうです。
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 煤を落とした後の施工写真です。
赤池大工さんの力強い背中です。素晴らしい!
あっ!違いますね。そうではなく
赤と茶と黒が混ざった独特な深みのある色合いです。これを見て頂きたかったのです(^-^)
 M様邸古民家工事も順調に進んでいます(^-^)
又順次Upしていきます。

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