こんばんは(^^)建築工房やまだや 山田好美です。
最近暑い日が続いていますね。明日から子供達は夏休みです。夏休みが1か月以上あるのは学生の特権ですね。遊ぶ時は思いっきり遊んで、勉強する時も精一杯勉強する生活にメリハリをつけて今しかない大切な時間を有意義に過ごしてもらいたいものです(^^)
さて先月完工したK様邸のビフォアー・アフター画像をUPさせて頂きます。
左がビフォアー・右がアフター画像です。
K様邸の玄関は真壁工法の引き分けドアでした。真壁工法は壁が薄くなり断熱性・気密性壁面強度などを取るのに難しくなります。
今回の工事では予算・生活スタイルなどを聞いたうえでランマなし引違のドアで施工させて頂きました。
引違いドアにすることで両側、角に壁が出来き外部にベニヤを張る事により壁面強度を強くしました。以前は家の中にいて外を歩く音が聞こえていたそうです。
リフォーム後は全く聞こえないそうです。壁がモルタルで下地を作り塗装しました。
上記の画像は軒裏天井部分です。タルキと化粧野地板を塗り分けています。新築時の色を取り戻しています。
この様に和風住宅の塗り替えでタルキと化粧野地を塗り分けている塗装屋さんはあまり見かけません。この塗分けは大変手間がかかる作業になります。
上記が塗る前の木の色と化粧野地の色です。木部は経年劣化でアクが出て黒く変色していきます。
それを洗浄まえにアク抜きを塗装して洗浄をすることによりアクが取れしっかりとした色付けができる状態になります。
塗装工事は下地補修、下地処理がとても大事な作業となります。
たまに塗り替えを行ったお家でクラックがミミズバレの様に目立っているお家を見かけませんか?
クラックにコーキングを詰めるだけだ時間の経過とともにコーキングがやせてしまいクラックの補修跡が目立ってしまうのです。
クラックの補修はをコーキングが詰めやすいようにV型にカットしてコーキング処理を行います。
その後セメントペーストを塗布して地肌を安定させます。
それから廻りの外壁の模様と合わせる作業を行い塗装を行います。
その様な工程を行う事により下記の画像の様にクラック跡が目立たず、再度クラックが出る事を防ぐことができるのです。
クラックが出る場所は開口部廻りなど壁面強度が落ちるところや負荷がかかる場所がおおいのでしっかりとした処理を行わないと再発します。
下記画像がクラックを補修したあとです。全然目立ちません。
リフォーム工事では既設の建物の状況を把握して工事を行うことがとても大切です。問題が出ている場所は原因がありその原因を把握して適切な処理を行わない限り、又時間の経過とともに同じことになります。それには建物・工事に対する知識・見識がとても必要になります。やまだやはそれを大事に工事を行わせて頂いております。
K様ありがとうございました(^^)又よろしくお願いします。