こんにちは!建築工房やまだや 山田好美です。
続けて投稿します!
T様以前チラシをみてお問合せ頂き、T様が所有している貸家などの修繕工事を承っております。
今回はご自宅で去年の台風時に倒れてしまった木塀工事のご依頼を承りました。
上記写真 木塀工事 工事前
上記写真と同じ木塀が下記写真の場所にも設置してありました。
倒壊したものはT様にご連絡を頂きすぐに片づけを行いました。
倒壊した木塀設置場所は隣地より高台になっており、風を受けやすい場所です
只倒壊した主な理由は
基礎コンクリートに割れなど他不具合があり、木塀も風が通り抜けるようしておらず風圧力に耐えることができない木工作物だった事に原因があります。
倒壊した原因を踏まえ新たに木塀を制作しました。
上記写真 基礎工事
基礎は既設基礎を利用し、厚み・高さなどコンクリートの打ち増しを行い、新たに木土台を緊結する為アンカーボルトを設置しました。
上記写真 木材加工工事
土台の天端を三角に加工しています。水切れを良くするためです。
作業場で木材を加工している風景。昔はよく見る風景でした。今は工場で制作してきたものを現場で取付ける事が多く、作業場で木材の加工をする大工さんが少なくなってきました。
最近メーカーの方や材料を卸している業者さんと話をしている時、最近の大工事情について聞くことがありました。
最近の若い大工さんや新築工事しか行わない大工さんは、和室や増改築など木材の加工が必要な工事が苦手らしく、リフォーム工事が出来ない事が多いそうです。
話を聞きながら確かに思う所がありました。
最近では木材はすべて工場で加工して来たものを組み立てていきます。室内の工事も完成された建材を取り付けるだけです。建てる建物にもよりますが、、
木材を加工し刻んだものを現場で設置していたのは、私たちの若い頃が最後の世代だと思います。
昔は玄翁の音やノミを叩く音を現場で聞き、大工さんの腕を判断できました。
今は釘打ち機や丸鋸、電動機器の音が一番現場で鳴り響いていますね(^_^;)
上記写真 現場設置工事
作業場で加工してきた木材を設置していきます。
上記写真 完成間近
木材を建込、屋根を葺きます。
新しく制作した木塀は板を表・裏交互に取り付ける事により風が抜けるようにしてあります。
これから倒壊防止対策として控え柱を設置して完了です。
T様、この度も工事のご依頼を頂きまして誠に感謝いたします。いつも本当にありがとございます!