こんばんは!㈱やまだや 山田好美です。
今日は令和3年4月14日。天気は晴れ過ごしやすい1日でした。
今日は先日完工した南足柄市狩野A様邸瓦屋根雨漏り修繕工事を更新します。
A様は以前から気になっていた雨漏りの修繕の為、チラシをみてお問合せ頂きました。
A様邸は他の工務店で以前増築工事を行っています。
雨漏りしている箇所も既設建物と増築した建物の接合部分、屋根から雨漏りしている事が確認できました。
上記写真 瓦屋根下の和室天井、瓦と板金屋根の境、下の天井部分に雨漏りしています。板金屋根部分が増築した所です。
現況を確認してA様に雨漏りの原因、修繕方法などをお話させて頂きました。
皆様は屋根には1次・2次防水があるのはご存知ですか?
1次防水はA様邸に置き換えると瓦屋根です。
2次防水は瓦屋根の下に施工している防水シートです。
建物は2次防水をしっかりと行う事がとても重要です。
瓦屋根は1枚の瓦を上下、左右に積み重ねています。
基本上下、左右重ねている部分には接着しているわけではないので僅かな隙間ができます。
雨はいつも上から降るわけではありません。風の影響を受け上下、東西南北様々な方向から屋根に降りつけます。
1次防水屋根瓦からは多少の水が侵入して当たり前なのです。
瓦屋根から水が侵入しても2次防水をしかっりと行う事で雨漏りを防ぐことができいるのです。
雨漏りというと1次防水を治せば雨漏りが治ると考えている方が多いのですがそれは間違いです。
壁面・屋根とも1次・2次防水があります。
1次防水で使われている屋根材・壁材は外部環境の影響を受け、気温などによる材料の収縮があります。
外壁も屋根も1枚の材料で施工されていれば問題がないのですが、形状・大きさなどの問題があり通常数多くの材料で構成されています。
収縮する材料には隙間が生まれます。一切の隙間埋める事など難しい事です。
その為雨漏りがした場合、見えてない部分2次防水に問題がある為そこを考慮して雨漏りを修繕する計画を立てる必要があるのです。
A様邸では今後の事も考慮して予算を押さえたいとK様のご希望があり雨漏りしている箇所の瓦を撤去してガルバリウム屋根の施工をご提案させて頂きました。
上記写真 瓦屋根の徹去を行い2次防水、防水シートの施工を行います。
上記写真 ガルバリウム縦ハゼ工法
今回の工事では予算、増築部分屋根の勾配が小さい事などを考慮してガルバリウム縦ハゼ工法をご提案させて頂きました。
色は瓦屋根と同色にしてあります。
瓦屋根とガルバリウム屋根との境目の防水処理をしっかり行う事で瓦をすべて解体を行わず、予算を押さえることが出来ました。
景観に関しましてもA様にはお家北側で目立つと所ではないのでとご了承を得ていたのですが、完成して見たところ余り違和感を感じませんでした(^^)
A様この度はご縁を与えて頂きまして誠にありがとうございました!
リフォーム工事をお考えのお客様!